掲載:2025.02.04)介護の仕事でありがとうを引き出すコツ
介護の仕事でありがとうを引き出すコツ
利用者さんからの「ありがとう」という言葉をもらえることが仕事のやりがい!という人も多いのではないでしょうか。
ですが中には言葉を伝えることが難しい方もいらっしゃいますよね。
今回は言葉がなくても、感謝の気持ちを感じとるにはどうすればいいのか、現役の介護士さんに聞いてみました!
▼表情と目線を大切に
言葉がなくても表情や目線を通じて感謝の気持ちを感じることができます。
たとえば車椅子の移乗を手伝うとき
しっかりと利用者さんの目を見て「安心してくださいね」と笑顔で声をかけることで、相手も安心感を得やすくなります。
表情や仕草をよく観察していると、なんとなく気持ちがわかる瞬間があります。
こちらも笑顔やアイコンタクトを意識してみると、利用者さんとの心の距離を縮めることができるはずですよ!
▼小さな行動にも気づく
利用者さんが口に出さなくても
軽く頷いてくれたり、手を少し動かして触れようとするなど、感謝の気持ちが小さな行動に表れることがあります。
あるとき利用者さんが、ケアが終わったわたしの服を軽く引っ張ったことがありました。
はじめはなんだろう?と思いましたが、次の日には手を握ってくれて、もしかしてありがとうと言いたいのかなと気がつきました。
▼気持ちを込めた声かけを
感謝の気持ちを引き出すには、こちらからの声かけにも工夫が必要です。
たとえば食事介助をするとき「おいしそうですね」「食べやすいようにしましたよ」などと一言添えるようにしています。
また言葉が出ない方でも無言で接することはせず「大丈夫ですか?」「次はこれをしましょうね」といった声かけをするようにしています。
小さいことの積み重ねですが、少しずつ表情などで気持ちを表してくれることが増えてきます。
▼まとめ
介護の現場では言葉だけが感謝の表現ではありません。
笑顔や目線、小さな仕草など、利用者さんの気持ちを受け取る力、そしてこちらも伝える力を磨くことで、さらにやりがいを感じられる瞬間が増えるはずですよ!
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