掲載:2023.11.14)認知症ケアの心得 ~被害妄想への対処~
認知症ケアの心得 ~被害妄想編~
認知症の方の看護・介護に携わる人なら
一度は「妄想」に悩まされたことがあるはずです。
今回は精神科分野ではたらく訪問看護師さんに
実際にあったお話をもとに、対応するときのポイントを教えてもらいました!
※プライバシー保護のため一部お話は変えてあります
訪問看護で担当させていただいている方のお話です。
認知症を発症する前は
高齢者の体操クラブや舞踊サークルに参加されるほど社交的な方がいらっしゃいました。
しかし認知症の診断がついてからは
家族以外の人との関わりを避け、家に引きこもるようになってしまいました。
ある日、ご本人から電話がかかってきて
「あなた(看護師)から屋根のない所に車をとめたから暑いと文句を言われた きょうの訪問はキャンセルして」
と言われました。
ですが、そのようなことを本人に言った事実はありません。
妄想はご本人のSOSの意味も含まれているため
家族や支援者などの親しい人が加害者として向けられてしまうことも多いです。
では、このような場合にはどのように対応するのが良いか、いくつかポイントをお話しします。
①妄想は否定しない
妄想はご本人の中では現実に起こっていることです。
それを否定することは、さらにご本人の気持ちをより頑なにさせてしまいます。
②共感する
ご本人の孤独感や不安感に共感する声かけや態度で接することで安心し、妄想が広がることを防ぎます。
③周囲にサポートを求め、適度な距離感を取る
家族の中だけで解決しようとすることは、大変な心労を伴います。
現在はデイサービスやショートステイなどの福祉資源が充実しており
認知症に対しての知識を持つ支援者も多いです
ケアする人も
自分だけで抱え込まず、困ったらすぐ周りに相談しましょう。
先ほどの方は
ご家族がご本人の話を否定せずに聞いてくださりました。
また看護師も訪問したときに
共感の姿勢で接するようにしました
すると被害妄想はだんだんと落ち着き、いまは穏やかに過ごされています。
認知症では
日常生活がままならないことへの不安、周囲への不満、孤独感、恐怖などが妄想につながることがあります。
先ほどの方も社交的だったのに人付き合いが難しくなり、孤独感を感じたことから妄想につながったのだとおもいます。
そんなときこそ焦らずに
みんなでサポートしていていくことが大切です!
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