掲載:2016.08.13)介護のお仕事シリーズ④ ~人間関係で悩まないポイント~
介護の仕事が嫌になる原因の1つとして“人間関係”が挙げられます。人間関係がうまくいかないと、もちろん仕事も楽しくありません。実際、人間関係が原因で介護の現場から退職する方も非常に多くいます。
介護の人間関係に悩まないためのポイントとは、どのようなものがあるのでしょうか?
◆介護職は単独ではできない仕事
介護はその仕事の性質上一人ではできない仕事です。在宅介護、施設介護を問わず、なんらかの形で自分以外の人と関わっています。そのため、人間関係は非常に大切であり、人間関係がうまくいっていない状態だと、仕事も上手くいきません。ここはしっかりおさえておきましょう。
一人でも仕事ができると思っていると、周りのペースに合すことができず単独行動になってしまいがちです。業務連絡や報告、相談なども介護の現場ではとても重要なのです。仲間とのチームワークとコミュニケーションは積極的に意識し心がけていく必要があります。
◆なんでも話し合える人を見つける
介護をしていると様々な悩みにぶつかることがあります。その中でなんでも話し合えるような方を一人でも見つけれることによって、日頃の悩みやストレスを軽減させることができます。
特に男性なら男性の職員、女性なら女性の職員の方が打ち解けやすく、なんでも話し合えるような仲になることが多い傾向にあります。
◆介護の方法には正解はない
介護をする上でトラブルになりやすいのは、介護の方法や取り組み方です。高齢者に対して接し方が、自分の理想としている介護とかけ離れている場合に強いストレスを感じます。人によってはそれを指摘し、それが元でトラブルを起こす事もあります。
例えば高齢者に対しては必ず敬語で話さないといけないと思っているA職員がいるとします。しかし、B職員は慣れている高齢者に対しては敬語なしで話をしています。
A職員はB職員の対応を見るたびにストレスが溜まりますし、仮に注意したとしてもB職員は自分の対応を否定されたと感じてストレスが溜まります。それが人間関係の悪化につながる可能性があります。
Aさんの敬語で話すというのは一見正しく、Bさんの方法は間違っていると思いがちですが、Bさんの接し方は決して間違っているわけではありません。
要するにそういった接し方をして高齢者がどう思うかです。敬語で話されると堅苦しく思う方もいますし、ため口で話すと失礼だと思う方もいます。
そのため、自分が正しいと思っている方法で物差しを図るのではなく、高齢者がどう思っているのかということで物差しを図っていくことが大切になります。
介護の方法でも高齢者が恐怖心を感じていないか、痛みを感じるような介護方法になっていないのかで判断していくようにしましょう。
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