掲載:2016.10.22)新人を指導するコツ ~介護職編~
介護現場は人の入れ替わりが多いため、新しく入社してくる方が多い現場でもあります。そのため既存の職員からは「教え方が分からない」といった悩みも多く聞かれます。
介護業界は基本的に人材不足と言われる業界なため、新人社員を上手に指導し、育成していくことはとても大切なことになります。
新人を上手に指導するコツについて、どのようなものがあるのでしょうか?
◆原則を覚えてもらう
介護は正解のない仕事です。同じ介護方法を行っていても受ける人によって、印象が変わってきますし、介護を行う人によっても変化していきます。新人の方に介護の方法を徹底的に教えたとしても上手にいくことは少ないですし、教えてもらう側としても窮屈に感じてしまうこともあります。
ポイントとしては、介護の原則や基本的なことを知ってもらうことが必要になってきます。例えば、高齢者にケガをさしてはいけない、高齢者の自尊心を傷つけることはしてはいけないといった原則です。
これだけはしてはいけない、あとは考えながら行うようにといった方法の方が、新人は自分で考えて行動することができます。
◆介護方法は同じ体格の人が教える
介護はある程度の力が必要になります。しかし、それは介護職員の体格や男性か女性かなどによって変化してきます。男性であれば元々の力が強いですので、高齢者を抱えたりすることもできますが、女性の場合は力が男性に比べて弱いですので、女性は女性の行い方があります。
また、体格によっても介護方法は変化してきます。新人が小さな女性の場合、体の大きな男性が介護方法を教えたとしても参考にならないことが多く、やる気をなくしてしまうことがあります。体格が似ている方で指導をしていくことによって、実施が行いやすい介護方法をおぼえてもらうことができるのです。
◆コミュニケーションだけを取らせない
よくある風景としては、新人だから高齢者とのコミュニケーションを大切にしてもらうために、「高齢者とコミュニケーションを取ってきて」という指導方法です。新人が自分で高齢者から話かけてコミュニケーションを取ってもらうのですが、新人からは「何を話せばいいのか分からない」というパターンになることが非常に多く、それによってストレスを感じてしまいます。
実技を通した身体介護などの介護を通したコミュニケーションをとってもらうことが大切になり、そのほうがコミュニケーションがとりやすいのです。まだ何も関わりのない方に対して、最初からコミュニケーションを取ってもらうのはハードルが高いといえます。
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