掲載:2016.11.05)体を酷使しない介護方法とは
介護は非常に体を使う仕事であり、かなりの重労働を伴います。特に女性の場合はその傾向が強く、人によっては自分よりも思い方を介護しないといけない場合もありますので、体を痛めてしまう可能性もあります。
しかし、介護が上手な方の中には体をあまり酷使せずに介護を行う方も多いです。そういった方はどのような介護の方法を行っているのでしょうか?
◆ベッドから起きてもらう際のポイント
ベットからの起床は介護の基本となっています。起床は通常であれば一日一回は必ず行うものであり人によっては昼寝などもあるため、一日複数回行う場合もあります。そのため、介護の動作としては比較的多い部類に入ります。
ベッドから起きてもらうためのポイントとしては、テコの原理を応用することが必要になります。テコの原理を利用することによって最小限の力で動かすことができますし、高齢者の体にも負担をかけることなく、介護を提供することができます。
テコの原理を使うには、まず高齢者の腰を支点とすることが大切になります。腰を支点として、足を下して、頭を挙げます。そうすると自然と体が起きて介助が行いやすくなります。
体はつながっていますので、一部を挙げると一部が下がります。起床介護においては、頭が挙がる部分で、足が下がる部分になります。
◆手引き歩行をする際のポイント
手引き歩行は介助者の身長が高いと、腰をかがめながら介助をしないといけないので人によっては腰を痛めてしまう可能性もありますし、特に身長の高い男性の場合は腰に負担が大きくなってしまいます。
まず手引き歩行をする際のポイントとしては、高齢者の若干下側に手を添えて持ってもらうことが安全な歩行に対して重要なポイントになります。しかし、その体制が腰に負担を与えてしまいます。
腰に負担をかけない方法としては、前から高齢者の手を引くのではなく、横から引くことがポイントとなります。そうすることによって腰を下げるのが最小限になり、多少身長の高い方でも腰の負担を軽減させることができます。
◆おむつ交換をする際のポイント
おむつ交換は介護の仕事の中で最も腰に負担がかかるとされています。おむつを交換する際はどうしても腰を曲げて行うのが一般的ですので、長時間中腰の体制が腰に負担を与えてしまいます。
おむつ交換をする際のポイントとしては、まずベッドの高さを挙げること、片膝をベッドについたりしながら高齢者とできるだけ体を密着して行うことがポイントなります。
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