コーディネーターコラム

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掲載:2016.12.10)【介護のお仕事 ~スキル編~】徘徊を辞めてもらうポイント

080709認知症高齢者の対応は一筋縄ではいかない事も多く、悩んだり、時には苛立ちを覚えたり、感情的になってしまう事も多いのでは無いでしょうか。介護者の思い(認知症高齢者に、こうなってもらいたいという思い)が強ければ強い程、上手くいかないケースが多く見受けられます。

ここでは、「徘徊」についての対応方法をご紹介したいと思います。


◆なぜ徘徊を辞めてもらいたいと思うのか

444061徘徊をしている方を見ると、どのように思うでしょう。
「また徘徊している」
「何度言ったら座ってくれるのだろうか」
「転倒でもしたらどうすればいいのだろうか」
「ご飯の時間なのに食べてもらわなければ困る」
「早く寝てもらわなければ困る」
等、思うことはタイミングによって様々だと思います。
介護の職場では常に業務に追われている為、徘徊を辞めてもらわないと次の業務に支障が出てしまうケースもあります。
介護する側の立場や都合から、徘徊を辞めてもらいたいと思うのが大半ではないでしょうか。


◆徘徊は本人の体力の消耗にも繋がる6d7d03d48271a903c1077ec6128b8d1b_s

徘徊をしている方は意味も無くただ歩き回っているように見えて、実は焦りや不安な気持ちを抱えています。「誰かに助けてもらいたい」と思っている場合も多いでしょう。また、何か目的を持って徘徊している場合もあります。いつまで経っても目的を果たす事ができなかったり、不安なまま、歩き続ける事は体力の消耗にも繋がりますし、疲労から転倒等の危険性もあるのです。

 


◆どうして徘徊するのか

489173認知症の方は徘徊するものと、ひとまとめにせず、「どうして徘徊するのか」を探ってみましょう。誰かを探していたり、自分の家を探していたり、無くした物を探していたり、色々な理由がある事でしょう。自分自身に置き換えて考えた際、周りの人にどのような声掛けをしてもらうと安心できるのか考え、実践出来れば、相手の反応も変わるでしょう。例えば、暗くなり自分の家を探して歩いているとすれば、歩いている事を怒られたり、「何度言ったら分かるのですか。早く自分の部屋に帰って寝て下さい」と言われても、納得いかない事だと思います。「今日はもう遅いので、空いてる部屋で良ければ少し休んでいきませんか」等、相手の思いをくみ取った上での声かけをする事で、案外スムーズに応えてくれる場合があるでしょう。

 

 


◆徘徊していない時はどんな時なのか

460417徘徊をなくす為には、相手が居心地の良い空間を作る事はとても大事です。徘徊は居心地の悪さからも引き起こされます。相手が自分の置かれている場所を「自分の居場所」として認識出来たり、居心地の良い空間だと感じる事が出来れば徘徊は自然と減ってくる事でしょう。相手の趣味等を見つけだし、それを実施したり、仲間作りを行ったり、役割意識を持ってもらう働きかけをしたりしながら、徘徊を未然に防ぐ環境を整えましょう。

 


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【投稿者】

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