掲載:2017.09.09)【介護テクニック編】食事介助の基本+α ★★最新!介護の求人情報も掲載中★★
【介護テクニック編】
◎食事介助の基本と、ワンランク上のテクニック◎
食事は高齢者が生活を送るうえで非常に大切なものです。介護施設などでは自分で食べることが難しくなっている方も多いですので、介護士が食事介助を行いますが、食事介助の基本にはどういったものがあるのでしょうか?
またワンランク上のテクニックについてもご紹介していきます。
■事故を防ぐ食事介助
食事介助で最も怖いのは事故です。食事介助の事故は喉詰めなどが一般的であり、喉詰めは死亡事故などにも繋がりやすい、最も恐ろしい事故です。
あらかじめ、これらを理解し予防していくことが重要なのです。
事故を防ぐには、何よりも「あせらない」「急がない」ことが必要です。時間がないからといって早く食べてもらおうとすると喉詰めが起きやすいです。適切な量を適正な感覚で食べてもらうことが必要になってきます。
例えば、スプーンで介助するのであれば小さなスプーンから始めてみることが必要ですし、次々と口の中に入れるのではなく、飲み込んだことを確認してから次のものをたべてもらうなどの工夫が必要になります。
■おいしく食べてもらうには声掛けが重要
高齢者の中には咀嚼の機能が低下してしまい、刻み食やミキサー食で食べている方も多数いますが、そんな方でもおいしく食べてもらうためには食事中の声掛けが必要になります。
まずは、食事のメニューを伝えることから始めます。特にミキサー食の場合は食感がありませんので、何を食べているのかはっきりと認識できることは少ないのです。
そのため、声掛けによってメニューをしっかりと伝えることが必要です。
また、おいしく食べてもらうためには、季節感のある声掛けも必要でしょう。旬の食材を伝えることによって季節感を味わってもらうこともできますし、よりおいしく感じることもあります。
■姿勢が食事の安全性を高める
食事をする際に気を付けてもらいたいのが姿勢です。姿勢が適していませんとそれだけ食べにくくなったり、むせたり、場合によっては詰まったりもしますので注意が必要です。理想的な姿勢としては若干前かがみになって食べるということです。なぜ前かがみかというと、のけぞっている場合は気管が開いており、食道が閉じてしまっている状態です。その状態のまま食事を食べようとしてしまいますと、気管に入る可能性が高くなり注意が必要です。
前かがみになりますと食道が開き、気管が閉じやすくなりますので誤嚥性肺炎などを防止することができます。
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