掲載:2017.08.12)政府が介護職を重要視する理由 【最新・介護求人情報あり】
政府が介護職を重要視する理由について
現在高齢者が増加することは既に決まっていることであり、政府が主体となって介護職の労働環境を整えて介護職が働きやすい環境作りを考えています。介護職は政府にとって非常に重要な存在ですが、その理由としては具体的にどのようなものがあるのでしょうか?
■地域に根付いたケアをしていく為に必要
現在政府が進めていっている高齢者の取り組みとしては、地域包括ケアシステムです。これは、住み慣れた環境で介護を受けながら、最期までケアをしていくという考え方です。これには介護職は非常に重要な役割を担っており、介護職がなくては地域包括ケアシステムは成り立ちません。
介護職は地域の中心的な役割を担っているだけではなく、ボランティアの方に介護方法を伝授したり、専門的な知識を持って高齢者の生活環境を整備していくことも非常に重要な役割なります。
介護職がいないと、地域のケアができませんので、ケアを勧めるためにはより多くの方が介護職になってもらう必要があります。
※地域ケアについては、こちらのコラムをご覧ください
■高齢者の増加は決まっている
子どもが増加するのかどうかは、まだ誰にも分らないことですが、高齢者はある程度年数が経てば何名ぐらいになるのかはすでに決まっていることです。2025年問題などがある現在、高齢者は確実に増加してきています。
※詳細は前回のコラムをご覧ください
増加高齢者を支えるのは介護職であり、介護職が少なくなってしまいますと誰も介護をすることができません。少子化の現在は家族の介護力に期待することも難しくなっています。
介護職の数を増やすためには、政府が力を入れて介護職の環境を良くしていく必要がるのです。
■高齢者の安全な生活を保つために
高齢者は増加してきていますので、この高齢者が一人で生活が出来なくなった時、要介護状態になってきたときに安全に生活を送ってもらわないと、国としては死活問題になってしまいます。
きちんとした環境で生活をしてもらうことによって、地域の秩序を守ったり、地域として安定していきますので、その点を考えると介護士は非常に重要な役割となります。
また、日本の家族形態としては家族がバラバラになってしまい、親や子の関係が徐々に希薄になってきています。従来であれば家族が介護の役割を担うのが一般的でしたが、現在ではそういったことはほとんどなくなってしまい、他人が親の最期をみることの方が一般的になっています。
政府としてはその状況をしっかりと踏まえた上で介護職の地位を守る取り組みをしています。